2013'09.05 (Thu)

離していること

それは、ある日の奇妙な夢の日のこと

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電話をしていた。

その日、確かに電話をしていたのだ。
電話の相手は家族。実に約5ヶ月ぶりのことだ。
会話らしい会話をしたのも、それ以来だっただろう。
今の状況、これから先の事。進路の事・・・・・・
いろんな事を話した。電話した時間こそ短かったものの、夢中に話していて、そんな些細な事は気がつかなかった。



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携帯を耳から離し、電話を切る。

声が途絶えた途端、さっき話した会話が頭の中で反芻される。
ほんの数ヶ月の間だったのに、その声はどこか懐かしい声。
昔の故郷を思わせるかのような、そんな懐かしさ。
人は歳をとればとるほど、時の流れは速く感じ、
数年前の事でさえ、つい昨日の事のように思い出すという。

そんな事を思い出した。
今の自分は、まだ幼い。
幼いけど、その体は確実に大人である。
もう子供だとは言われない。そんな時なのだ。

・・・・・・

一連の回想が終わった時の事である。





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涙が止まらない。
どうにも、懐かしいものに触れると、癖なのか、感涙してしまうのだ。
時間は昔に戻せない。そんな事はわかっているのに、
いや、だからこそなのかもしれない。

昔に戻りたいのか。
あの時の、懐かしい自分に戻りたかったのか。


そんな、涙だった。
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【More・・・】

(その涙は、本当に心からの涙なのか?)


(人は皆、自分の事しか、考えないのだろう?)




(その涙は・・・、嘘なのだろう?)








!?




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「・・・いたっ」

「・・・い」






「おい!!どこ見え歩いているんだぁ!?」
「・・・あ」

不覚だった。
あまりにも放心しすぎていて、ここがである事、すっかり忘れていた。
取り敢えず、謝ろう。

「・・・すみません」
そう言って、目の前を通り過ぎようとした。


「ちょっと待てや」
「!?」
突然の怒鳴り声に、思わず体がすくんだ。

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「なんだか知らねぇが、携帯で電話しながら歩くなんてよおおお!!!」

「いや・・・その・・・」
想像だにしていない展開に、思わず恐怖してしまう。
いつもだったら、なんとしても振り切るのに・・・、今日はあの電話から、どうでも良いような良心に従ってしまう。

「そういう生意気な野郎が、ムカつくってんだよおお!!!」


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その次の瞬間である。

「ひやっ!!」
耳を捕まされる。強い力だ・・・っ!!

そのまま片手で自身を地面から離される。

「そんな生意気な奴には、お仕置きが必要なんだよおおお!!!」
掴まれた耳に激怒の声が刺さる。
ビリビリとした痛み、周りの音が一瞬聞こえなくなった、その間に微かに、だが確かに、
「さっき話した時、この耳は使ってなかったなぁ・・・なら、」



「その耳、要らないんじゃね??」







!!





しばらくの間、まるで紙で皮膚を切るような鋭い痛みと付き合わされた。
そのあとの記憶は、無い。






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腹部を強く打たれた。
どうやら気絶していたらしい。

起きた時には、ついさっき会話していた事も、記憶に残っていなかった。
そもそも、電話していたの?・・・私?







毎度ここまでくるなんて、あなたももの好きですね。
主に、成長の見られない私の絵に対して(何

ご飯を食べながら、突然のバイブレーション。
大事な電話がかかってきました。
当然その電話に出て、話します。
声だけの情報だけの慣れない相手との会話。必死に相手の言いたい事を考え、
自分も、それに夢中で対応します。

電話を切ったあと、僕はそのそうめんを食べ切らずに、残しました。



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「・・・残像だ」

あんなに弱いはずがない。
実際、弱くない。ある基準においては。
僕より、ずっと強い!!
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